高齢者施設選び/おすすめの本『高齢者施設/お金/選び方/入居の流れがわかる本第2版』太田差惠子著

ある日、父から「老人ホームに入ろうかな」と言われました。

そこから高齢者施設の情報を集めるようになりました。

身近な人で施設に入居している人もなく誰に聞いたらいいか分からず、

ネットで調べても大手グループの広告ばかり出てしまい公平な情報がなく逆に分からなくなってしまいました。

  • 親が高齢者施設に入ることになったら?
  • そもそも高齢者施設とは?
  • 一言で高齢者施設と言っても種類が多すぎてわからない。
  • 費用はどれくらいかかるの?
  • 親に施設を勧めるのに罪悪感がある、など。

そんな疑問や悩みを読者とその家族に寄り添って分かりやすく解説してくれる本を見つけました。

『高齢者施設/お金/選び方/入居の流れがわかる本 第2版』
著書は太田差惠子さんです。

高齢者施設に関する本は多く出版されていますが、この本をぜひお薦めします。

目次

この本を読んだきっかけ

離れて暮らしている両親が高齢になり、家のことが不自由になってきました。

私、独身。

私自身の老後資金も蓄えていない状態で両親の面倒をみて無職で生活するのは難しい状態です。

ある日、父が「老人ホームに入りたい」と言いました。

父から提案してくれたので安心しましたが、母は家をでることに前向きではなく話はこう着状態。

でも母の痴呆が進んでおり、早めに話を進めたい私。

そもそも何から手をつけて良いのかさっぱり分かりませんでした。

とりあえず何かいい本はないかとネットで検索したところ、この本が見つかりました。

商品レビューで高評価の本です。

出版されてから数年経っていましたが、最近購入した方の感想を読んでみると「買って良かった」と述べていたので買うことにしました。

そして市の図書館で調べたところこの蔵書があり、信頼性の高い書籍のようです。

買う前に一度借りて読んでみました。

カラーではありませんが、色つきで見やすく読みやすかったです。

返却期限のある図書館で借りるより、買ってじっくり読むべき本と思い購入しました。

太田差惠子著『高齢者施設/お金/選び方/入居の流れがわかる本 第2版』

・タイトル:『高齢者施設 お金 選び方 入居の流れがわかる本 第2版』
・著書:太田差惠子(おおた さえこ)介護・くらしジャーナリスト
・発行:翔泳社
・2019年出版

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※この本は2016年初版された本の第2版です。

高齢者施設で困った方におすすめする理由

項目に分かれていて読みやすい

いくつか細かい項目に分かれています。

カラーではないものの大事な個所は色つきで書かれています。

他にも、以下のように分かりやすく説明されています。

・複雑な高齢者施設の種類の一覧表
・現在、両親二人かお一人のケースか、子と同居か別居かケーススタディで紹介
・親の資産など確認しておくべきことのチェックリスト
・施設に見学に行くときのおススメの時間や見学するときのチェックポイント など。

子供と親の気持ちに寄り添っている

この本は実際に入居する人向けではなく、その子供(代わりに入居先を探している人)に向けて書かれています。

施設の探し方の具体的なノウハウだけでなく、親と子供の気持ちにも寄り添って書かれています。

気の進まない親を施設に入れる場合、無理強いしていいのかとつらい気持ちや罪悪感を感じてしまいがちですが、気持ちをくみ取ってくれる考え方が書かれており、きめ細やかいです。

また施設探しに対して「主導権は親が持つべき、子は情報提供役に」「緊急時は子が主導権を持つ場合でも、あくまでも親の代行だと意識を持つ」など親の気持ちを尊重した記載が多く、改めて心にとどめておきたいことが書かれています。

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読んで初めて知ったこと

読んでみて初めて知ったことをいくつかご紹介します。

最初から入居するのではなくショートステイから始め、気に入ったら入居もあり。

高齢者施設には「介護型」と「住宅型」がある。※「介護型」には2種類あり。

「住宅型」は認知症がすすんだ時、その施設では介護できず退去しなければならない場合もあり、かならずしも「終の棲家」ではない。

もし施設が複数の形態の施設を運営していれば別の施設に住み替えができる場合もあり。
(「○○会」や「○○グループ」といったグループ運営の施設)

「介護型」は24時間介護を受けられる。費用は定額制。

「住宅型」は介護業者に別途支払い。認知症がすすめば退去勧告がなされることも。

介護に手厚い施設が良さそうに思うが、重度な方も入居していることも。

親と同程度の心身状態の入居者がどれくらいいるか確認する。

親が元気なら周りとのギャップがあり馴染めないかも。

「入居一時金」がある施設とない施設がある。

一時金の支払いがない施設の方が初期費用がおさえられる。
別の施設に住み替えもしやすいメリットも。

自宅に住んでいる親が急きょ施設に入る状況になった場合、在宅のままショートステイや老人保健施設に入居してもらう。

介護者の疲れを癒して冷静になった状態で今後の計画をたてる。

重度介護が必要になった場合、同じ施設でも部屋の移動が求められ狭い部屋になることもあり。

見学に行ったとき、移動する部屋も確認しておく。

このほかにも多くの情報があります。

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まとめ

この本の解説で何から手をつけて良いのかさっぱり分からない状態から前進しました。

入居しても安心ではなく、退去しなければならないなど知らない情報も得られました。

また、親と子の気持ちに寄り添ったきめ細やかいアドバイスもこの本をおすすめする理由です。

もし私のようにお困りの方は読んでみてほしい一冊です!

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